一時期話題になった「老後2000万円問題」ですが、皆様は何故2000万円か把握されてますでしょうか？

今回は2000万円の根拠と実際に必要な概算金額の算出方法をご紹介いたします。

 

2000万円の根拠

金融庁の報告書によると、2000万円という金額は以下の前提のもと算出されています。

• 夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職
• 30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在
• その間の家計収支がずっと毎月5.5万円の赤字(2017年の家計収支統計より)

 

家計収支統計(2017年)

 

これをもとに計算すると、月5.5万円 × 12ヶ月 × 30年 ≒ 2000万円となり、

老後30年間で約2000万円不足するという計算結果になります。

 

もちろん、全ての人が上記の図に当てはまるわけではありません。

少なくなる方もいれば多くなる方も当然出てきます。

つまり、全員が老後2000万円が掛かるという話ではなく、自分の生活水準により上下する。という認識が必要なんです。

 

大切なことは、自分が将来望む生活に当てはめた場合での必要な金額を把握することです。